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テストネガのイメージ
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| fb+f |
-5EV |
-4 2/3EV |
-4 1/3EV |
-4EV |
-3 2/3EV |
-3 1/3EV |
-3 EV |
-2 2/3EV |
-2 1/3EV |
先ほど作成した、テスト撮影のネガです。
このネガのうち、測光値-4EVのコマが、実際にゾーン1になっているかどうかを確かめます。
ゾーン1は、印画紙上でも「真っ黒よりはすこし薄く、かといって詳細も質感も無い」状態です。
そういうと分かり難いですが、自分の写真表現上、真っ黒ではないけどかなり濃い黒として「使える」濃度、と言う風に考えて結構です。
言い換えると、かなり濃い黒だが真っ黒ではないという意味です。
モノクロ写真の階調というのは、隣り合う階調があって始めて認識される物ですから、ゾーン1の黒よりもさらに黒い黒、つまりゾーン0というのが存在できなくてはなりません。
かといって、ゾーン1が必要以上に明るくても締まりがないだけです。
最短時間最大濃度法
作成したテストネガ、これを「テストストリップ」と呼びますが、実際にこのテストストリップを標準と決めた印画紙にプリントしてみれば、なにより正確に現状を把握することが出来ます。
テスト撮影の際に未露光で残して置いたコマ、つまりfb+fのコマを使って印画紙の最大濃度を得られる最短の露光時間を求め、その露光時間でテストストリップを順にプリントしていきます。
この、素ヌケのコマから露光時間を決める方法を「
最短時間最大濃度法」とボクは名付けています。
テストでの露光時間の決め方は
こちらのページにありますので参照してください。
あとは簡単です。
素ヌケのコマで印画紙上に最大濃度を得られる最短の露光時間で、測光値-4EVのゾーン1のコマが実際に印画紙上でゾーン1になればいいわけですね。
フィルムの実感度
しかし、先にも書いたように、ISO感度通りの設定でテストすると、なかなか測光値-4EVのコマはゾーン1濃度を得られません。
おそらく、ゾーン1のコマをプリントすると真っ黒と見分けが付かない状態では無いでしょうか。
この場合、フィルム感度はテスト撮影に使ったISO感度ほどは無かった、という事になります。
そこで次に、それよりも濃度の高いコマを使ってプリントしてみます。
露光時間はもちろん同じです。
測光値-3 2/3EVのコマ、測光値-3 1/3EVのコマ、測光値-3EVのコマと、徐々に露光量の多いコマに変えながらプリントしていくと、どこかで印画紙上のゾーン1を得られるコマにたどり着きます。
そこが、ネガフィルム上でのゾーン1になります。
本来でしたらば、測光値-4EVのコマでゾーン1を得られるのが標準ネガでなくてはなりませんから、-4EVからどれだけズレていたかで、この現像におけるそのフィルムの実際の感度が分かります。
仮に、測光値-3EVのコマがゾーン1になった場合、1EVだけズレていますので、テストの際に基準にした感度が400でしたらば、実際のフィルム感度は200だった、という事です。
測光値-3 1/3EVのコマでゾーン1を得られた場合、ズレていたのは2/3EVだけですから、実際の感度は250、ズレていたのが1/3EVだけだったなら320です。
| EI400を仮定してテストした場合 |
| ゾーン1を得られたコマ | 実際の感度 |
| -4 2/3EV | 640 |
| -4 1/3EV | 500 |
| -4EV | 400 |
| -3 2/3EV | 320 |
| -3 1/3EV | 250 |
| -3EV | 200 |
| -2 2/3EV | 160 |
| -2 1/3EV | 125 |
さて、これでフィルムの実感度は分かったようですが、実はこの感度というやつは、現像を変えると若干変化してしまいます。
ゾーン1部分よりも少ない露光量のところでも、プリントではゾーン1に達しないまでもネガ上ではうっすら濃度があるはずですが、現像時間を長くすると、この薄い部分が少し濃くなって、ゾーン1濃度を得られてしまうかも知れません。
逆に、現像時間を短くすると、ゾーン1としていたコマがさらに薄くなり、印画紙上でゾーン1を得られなくなってしまうかも知れないのです。
そこで、とりあえずこのテストで得た感度で再度テストを行い、今度は現像が適正であったかどうかを検証する必要があります。
現像が短ければネガのコントラストは低く、現像が長ければネガのコントラストは高くなる。
そして、そのネガのコントラストは標準の印画紙に合わせるのだ、という事になっていましたから、今回のテストの現像が印画紙に対して適正だったかどうかを試すわけです。
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