モノクロ写真の引き伸ばしプリント
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引き伸ばし機・ネガ・イーゼルの準備
引き伸ばし機が繋がったタイマーの電源を入れます。
一応、タイマーのレバーを「FOCUS」位置にしたりスイッチを入れたりして、引き伸ばし機の光源ランプが点灯する事を確かめましょう。
万が一、準備万端整ってから電球が切れてた!何て事があったらガッカリですからね。
ネガをセットする
プリントするネガを、ネガキャリアにセットします。
この際、ホコリがネガに付いていないかチェックします。
ホコリが見つかったら、ブロアブラシで拭き飛ばすなどするのですが、ボクは静電ブラシで掃く方が好きですしお勧めします。
光の加減でホコリを発見しやすい、発見しにくいという事がありますので、ネガをいろんな角度から見てみると良いです。
ブロアブラシや静電ブラシで除去できないチリやホコリは、フィルムの乾燥段階で付着してしまった物です。乾いた状態ではなかなか取れませんが、レンズクリーニング用のペーパーで拭くとサッと取れたりします。
ネガに少々の浅い擦り傷が付いてもプリントには表れませんが、慎重にやりましょう。
ネガ上のホコリを取り除く作業は、時に果てしない気がしてしまうことがあるかもしれません。しかし、後でプリントをスポッティングするより遙かに簡単で短時間で済みます。
ホコリの跡があるプリントほどみっともない物はありませんから、手抜きをせずに念入りに。
納得いくまでホコリを駆逐したら、ネガキャリアを引き伸ばし機にセットします。
イーゼルをセットし、ピントを合わせる
プリントの画像サイズにブレード(羽根)を合わせたイーゼルを引き伸ばし機の台板に置き、印画紙を1枚、裏返しにしてイーゼルにセットします。
引き伸ばしタイマーのレバー「FOCUS」位置にして画像を投影します。
この時、投影像を見やすいようにレンズの絞りは開放にしておきます。
投影像のピントを大まかに合わせながら、画像の位置とサイズがイーゼルのブレードに合うように引き伸ばし機のヘッドを操作して調整します。
ほとんどの引き伸ばし機では、ピント位置を変えると拡大率も微妙に変わるので、投影像の大きさと大まかなピントは同時に調整していかなくてはなりません。
イーゼルに印画紙を裏返してセットしたのは、白い紙に像を投影した方が見やすいからでもありますが、ピントの位置は印画紙の厚さだけでも前後してしまうせいです。
投影像の目視で大きさとピントをひとまず合わせたら、次にフォーカススコープ(ピントルーペ)を使って正確にピントを合わせます。
引き伸ばしレンズの絞りを開放から2段ほど絞って、フォーカススコープを覗きながらピントを調整します。
フォーカススコープでは、拡大された像を見てもっともシャープに見える位置を探します。
引き伸ばし倍率にもよりますが、35ミリフィルムからのプリントでしたらば、ネガ上の粒子もはっきり見えるでしょう。
ネガの薄すぎる部分や濃すぎる部分よりも、中間的な部分の方が見やすいです。
ピントを合わせたら、投影像の大きさがプリントの画像サイズと合っているか確認します。
画像の周囲をシャープな直線にするには、投影画像の周囲が少しだけイーゼルのブレードにかかっていないとなりません。
また、ちゃんと水平が取れているか、斜めになっていないかをチェックしましょう。
逆に言うと、撮影時にカメラが少し傾いていて水平が取れていなくても、イーゼルを斜めにすれば調整できるわけです。
基本的に、同じフォーマットのネガから同じ画像サイズにプリントするのであれば、引き伸ばし倍率は同じですので引き伸ばし機のヘッドの位置は毎回同じはずです。
引き伸ばし機の支柱に印を付けておくと次回から手間を減らせます。
ただし、トリミングをする場合には引き伸ばし倍率が変わりますので、ヘッドの位置ももちろん変わります。
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