Sandy King's Pyrocat-HD Film Developer
ボクが主力のフィルム現像液としている物です。 フィルム現像液はあれこれ試しましたが、もっとも衝撃を受けたのがコレ、という感じです。
詳しくはコチラのページをご覧ください。

高い鮮鋭度、滑らかな階調再現、優れた粒状性。感度も比較的得やすいです。
現像ムラも発生しにくく、希釈率をあげて静止現像、半静止現像などにも利用出来ます。
2液保存で、使用直前に希釈混合します。
保存液の量が少ないため計量も困難で、慣れない方の自家調合はちょっと難しいかも知れません。

Pyrocat-HD (A) 保存液100ミリリットル
水(蒸留水) (50℃)75 ml
メタ重亜硫酸ナトリウム1.0 g
ピロカテコール5.0 g
フェニドン0.2 g
臭化カリウム0.1 g
水を加えて総量 100 ml
Pyrocat-HD (B) 保存液100ミリリットル
水(蒸留水) (50℃)75 ml
炭酸カリウム75 g
保存液Aのフェニドンは 2.5gのメトールで置き換えても可とされています。 その場合は若干感度が低下するようです。
※ 最初に紹介した時からは保存液Bの内容が若干変更になっています。
※ 保存液Aの臭化カリウムは当初0.2gとされていましたが、2006年02月に作者のSandy King氏が0.1gへの変更を発表しました。

標準的な現像は「保存液A:保存液B:水」を1:1:100の希釈率として使用します。
比較的現像時間が掛かる処方なので、1:2:100として現像力を上げることも出来ます。
現像ムラが発生しにくいので、1:1:200の希釈率で静止現像などにも利用出来ます。
Pyro染色現像では中性〜アルカリ性の定着液が推奨されています。


先日、作者のSandy King氏がPyroca-M、Pyrocat-Aという新処方を発表しました。

Pyrocat-A (A) 保存液100ミリリットル
水(蒸留水) (50℃)75 ml
メタ重亜硫酸ナトリウム1.0 g
p-アミノフェノール0.5 g
ピロカテコール5.0 g
ヨウ化カリウム0.1 g
水を加えて総量 100 ml

Pyrocat-M (A) 保存液100ミリリットル
水(蒸留水) (50℃)75 ml
メトール0.25 g
メタ重亜硫酸ナトリウム1.0 g
ピロカテコール5.0 g
ヨウ化カリウム0.1 g
水を加えて総量 100 ml

保存液Bについては、共にPyrocat-HDと同様です。
希釈率などの使い方も同じ。

※更に進化は続きます・・・。

Pyrocat-MC (A) 保存液100ミリリットル
水(蒸留水) (50℃)5 ml
トリエタノールアミン(TEA)0.8 g
メトール0.25 g
アスコルビン酸0.4 g
ピロカテコール5.0 g
プロピレングリコールを加えて総量 100 ml

メトール+アスコルビン酸の組み合わせでパワーアップした新Pyrocat。
Pyrocat-HDのSandy King氏と、PC-TEAなどの処方で知られるPatric Gainer氏が共同提案した、染色能力、保存性、現像力に優れた新処方です。
(Photographer's formularyから発売中)。
メタ重亜硫酸ナトリウムを廃し、その代わり保恒性を高めるため水ではなくプロピレングリコールで保存液を作ります。最初に少量の水とトリエタノールアミンを使うのは、メトールなどをプロピレングリコールに溶くためのテクニックのようですね。

保存液Bについては、Pyrocat-HDと同様です。
希釈率などの使い方も同じ。

【関連記事】
Pyrocat-HDの自家調合モノクロ写真フォーラム
Pyrocat-HDで印画紙現像

ほとんどの写真用薬品には毒性があります。保管場所、取扱い等には十分に注意してください

Home / Formula / Pyrocat-HD