印画紙サイズ
サイズ呼び名ミリ縦横比
5x7インチ大キャビネ130x1801:1.38
8x10インチ六切り203x2541:1.25
9.5x12インチ240x3051:1.27
10x12インチ四切り254x3051:1.27
11x14インチ大四つ279x3551:1.27
12x16インチ小半切305x4061:1.33
14x17インチ半切356x4321:1.21
16x20インチ小全紙406x5081:1.25
18x22インチ全紙457x5601:1.23
20x24インチ大全紙508x6101:1.2

呼び名はさまざまで、だいたい「エイト・バイ・テン」を略して「バイテン」とか、そんな感じで言ってる。 フィルムで「4x5」を「シノゴ」と言ったり、まぁそんな昔ながらの符帳があるようだね。

それはさておき、こうしてみると印画紙の縦横比というのは一般的に馴染みの深い135フォーマット(35ミリフィルム)の縦横比、1:1.5(24x36mm)とは合っていない事がわかりますね。

フィルムのフォーマット(概ねのサイズ)
名称サイズ(ミリ)縦横比
135(35ミリ)24x361:1.5
64545x601:1.33
6660x601:1
6760x701:1.17
6860x801:1.33
6960x901:1.5
45100x1251:1.25

とはいえ、プリントを飾る際には額(フレーム)に入れることが多いわけです。 フィルムの縦横比と印画紙の縦横比を比べてもそれほど意味はありません。
手間を惜しまないなら、あるいは本格的な展示会で作品を発表するならギャラリー向けのインチサイズのフレームを使い、マット(台紙)は作品にあわせて自分でカットするかお店でやってもらうのが望ましいわけですが、ちょっと自宅に飾りたいとか、簡単なプレゼントとしてなら、マットが付属していて手軽に飾れる市販の写真用額縁を使って済ませたいものです。マットの窓を綺麗なV字カットで抜くのって難しいですしね。

では、市販の写真用額縁のサイズはどうなってるのでしょう。

写真サイズの既製品マットのサイズ(チクマ社)
名称マットの外寸窓のサイズマットの余白幅窓の縦横比
6切236x286mm181x232mm27.5x27mm1:1.28
ワイド6切236x341mm181x283mm27.5x29mm1:1.56
4切315x365mm240x290mm37.5x37.5mm1:1.21
ワイド4切315x421mm238x352mm38.5x34.5mm1:1.48
半切399x489mm316x406mm41.5x41.5mm1:1.28
全紙508x619mm410x520mm49x49.5mm1:1.27
メーカーによって若干の違いはありますが、普通に写真用品屋さんで売っている額縁はだいたいこんな感じのサイズ展開のはずです。
やはり印画紙と同じような縦横比になっているのが分かりますが、「ワイド6切」と「ワイド4切」は縦横比が1:1.5に近くなっていますので、35ミリフィルムで出来るだけ縦横比を維持したい場合に便利です。
しかしよく見ると、どちらの「ワイド」タイプもフィルムのフォーマットに近いぶん印画紙のフォーマットと異なるため、例えば6切の印画紙(8x10インチ)ではワイド6切に合わないことが分かります。印画紙の長辺より窓の長辺の方が大きいですからどうにもなりません。つまり、ひとまわり大きな印画紙にプリントして、額縁に合うように裁断する必要が出てきます。
また、一般にこの「ワイド」タイプは「ワイド6切」「ワイド4切」くらいしか売ってません。
ところが、最近デジタル写真が盛んになったおかげで、プリンタ用紙サイズの額縁が多くなってきました。 実はこちらの方が縦横比が35ミリフィルムに近いんですね。これを利用しない手はありません。

プリンタ用紙サイズの既製品マットのサイズ(チクマ社)
名称マットの外寸窓のサイズマットの余白幅窓の縦横比
A5198x260mm138x200mm30x30mm1:1.45
B5236x341mm172x247mm32x47mm1:1.44
A4315x365mm200x288mm57.5x38.5mm1:1.44
A3383x505mm283x405mm50x50mm1:1.43
A3ノビ415x568mm315x468mm50x50mm1:1.49
写真用額ほど規格に統一感はありませんのでメーカーによって若干違いますが、縦横比が35ミリフィルムに近いというのは魅力だと思います。

さて、既製品のマット付き額縁を使用するにあたっては、いろいろと不都合があります。 それは、ワイドタイプの額では印画紙の縦横比と合わないというのもありますし、あるいは、例えば4切(10x12インチ)の印画紙と4切サイズと呼称する額を組み合わせようとすると、プリント時に印画紙の余白は数ミリ程度しかとれないという事も挙げられます。
プリント時には印画紙に十分な余白をとった方が作業がし易いものです。しかし、一般的な市販の額と印画紙の組み合わせでは多くのケースで、大きめの印画紙にプリントし、額にあわせて不要な部分を裁断するという必要が出てきます。そのため、単純に○○用の額縁に○○サイズの印画紙、という組み合わせではいかない事が多いです。
ちゃんとサイズを調べていけばいいのですが、どの印画紙もあらゆるサイズが揃っているわけではありませんし、写真用品店にいってから額縁やマットのサイズと印画紙のサイズをあれこれ比べて何がなんだか分からなくなってしまう事もしばしば。
そこで、一般的な市販の額縁と印画紙の対応表を作ってみました。

市販のマット付き額縁と印画紙の組み合わせ
額縁の名称マットの外寸窓のサイズマットの余白幅窓の縦横比印画紙印画紙の余白備考
6切236x286mm181x232mm27.5x27mm1:1.288x1011x11mm 
10x1236.5x36.5mm要裁断
11x1449x62mm要裁断
ワイド6切236x341mm181x283mm27.5x29mm1:1.5610x1236.5x11mm要裁断
11x1449x36.5mm要裁断
14x1787.5x74.5mm要裁断
4切315x365mm240x290mm37.5x37.5mm1:1.2110x127x7.5mm 
11x1419.5x33mm 
14x1758x71mm要裁断
ワイド4切315x421mm238x352mm38.5x34.5mm1:1.4814x1759x40mm要裁断
16x2084x78mm要裁断
半切399x489mm316x406mm41.5x41.5mm1:1.2814x1720x13mm 
16x2045x51mm要裁断
18x2270.5x76.5mm要裁断
20x2496x102mm要裁断
全紙508x619mm410x520mm49x49.5mm1:1.2718x2223.5x19.5mm 
20x2449x45mm 
A5198x260mm138x200mm30x30mm1:1.458x1032.5x27mm要裁断
10x1258x52.5mm要裁断
11x1470.5x78mm要裁断
B5236x341mm172x247mm32x47mm1:1.4410x1241x29mm要裁断
11x1453.5x54.5mm要裁断
A4315x365mm200x288mm57.5x38.5mm1:1.4410x1227x8.5mm 
11x1439.5x34mm 
14x1778x72mm要裁断
A3383x505mm283x405mm50x50mm1:1.4314x1736.5x13.5mm 
16x2061.5x51.5mm要裁断
18x2287x77mm要裁断
A3ノビ415x568mm315x468mm50x50mm1:1.4916x2045.5x20mm 
18x2271x45.5mm要裁断
20x2496.5x71mm要裁断
表の右側、印画紙の余白というのは、プリント時に設けられる余白の目安です。これが少ないと非常に作業がしにくいですよね。 例えば、6切の額に6切の印画紙(8x10)を入れようとすると、プリント時の余白は上下左右それぞれ11ミリずつしかありません。したがって大きめの印画紙にプリントした方がよいと思われます。
印画紙の長辺または短辺あるいは両方が額の台紙サイズより大きく、そのため裁断する必要がある組み合わせには「要裁断」と書き添えてあります。

市販の額縁にも高級感を持たせたワイドマット仕様の製品があります。
こちらの方はマットの外寸がそもそも大きいので、印画紙を裁断する必要性も少なくなります。

市販のワイドマット付き額縁と印画紙の組み合わせ(富士写真フィルム製品の例)
額縁の名称マットの外寸窓のサイズマットの余白幅窓の縦横比印画紙印画紙の余白備考
6切321x372mm181x231mm70x70.5mm1:1.288x1011x11.5mm 
10x1236.5x37mm 
11x1449x62.5mm 
14x1787.5x100.5mm要裁断
4切390x450mm238x288mm76x81mm1:1.2110x128x8.5mm 
11x1420.5x34mm 
14x1759x72mm 
16x2084x110mm要裁断
ワイド4切390x450mm238x288mm76x81mm1:1.4714x1759x41mm 
16x2084x79mm要裁断
18x22109.5x104.5mm要裁断
半切485x590mm315x400mm85x95mm1:1.2714x1720.5x16mm 
16x2045.5x54mm 
18x2271x79.5mm 
20x2496.5x105mm要裁断
全紙600x740mm410x520mm95x110mm1:1.2718x2223.5x19.5mm 
20x2449x45mm 
この表では富士写真フィルム社の製品(M1000、M2000、A1000、A1010など)の値を用いましたが、他社のワイドマットタイプのフレームも似たようなサイズと思われます。

これらの表は、単純にマットのサイズ、印画紙のサイズから作成した物です。
いうまでもなく、実際にはオーバーマットを画像の上に被せるのか、それとも窓のサイズより小さめにプリントして署名などを見えるようにするのかなど、それぞれの好みや効果によって調整が必要です。
あくまでも額や印画紙のサイズを選ぶ際の目安としてご利用下さい。


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