バルクローディング
一般的にフィルムは24枚撮りとか36枚撮りとかのカートリッジになって売られている。
カラーでも黒白でも同様である。
さらに黒白フィルムでは多くの銘柄にバルクロールとかバルクフィルムと呼ばれる長尺が売られていて、長さは100フィート。
缶に入った徳用フィルムというわけだ。
滅多に使わないフィルムではそうも行かないけど、消費量の多い常用フィルムはバルクを使っている。
これは好き嫌いというか賛否両論で、バルクは安い、いやそうでもない、トラブルの元である、などなど意見が交わされている。
ボクの考えるバルクのメリットは「安い」「好きな長さで使える」の2点だ。
手間と比べて安いと思うかどうかは人それぞれだろう。
ボクが一番使う富士フイルムのネオパン400プレストのバルクロールは3000円程度で売られている。
ボクは30枚撮りに詰めるのだけれど、22本で余りが出る。
36枚撮りだと18本は巻けるから1本あたり170円弱か。
カートリッジ入りに比べるとおよそ半額だ。
ところが、この長尺フィルムを使うにはバルクローダーと呼ばれる装填機が必要だ。
6000円くらいはするのかな。
フィルムそのものが半額になったとしても、この装填機の元を取るのにフィルム40本くらいかかる。
さらに詰替用のパトローネも必要で、コレが1個200円くらいだから元を取るのは1個あたり2回転させてから。
いろいろなフィルムを使い分けていて一つのフィルムの消費量がそれほどなかったら、手間が掛かってリスクもあって元を取るのに時間が掛かる事になる。
ボクの場合、同じフィルムばっかり使っているし月にバルクロール1本は消費するのでとっくに元は取っている。
しかも2種類のフィルムのバルクを全部巻き取ってしまえるよう、カートリッジも50個以上持っていたりするが、どれも何回転も使って元を取ってしまった。
ボクはコスト削減としてもバルクロールのメリット大だと思っているわけだ。
それに、バルクのメリットは好きな長さに巻けるという点でもある。
現像のテストなどでは24枚撮りフィルムですら長すぎて無駄だったりする。
10枚撮りでも18枚撮りでも好きなように巻いて使えるのがいい。
でもってボクは30枚撮りなのだ。現像後のネガを透明のシートに入れて6コマx5段。
実は面倒なのでシートに入れたままコンタクトプリントを作っているのだ。
35ミリの小さいコンタクトなんてコマを見つけるのに使えるくらいの物だからこれでイイと思ってる。
5段までならシートに入れたまま8x10の印画紙に収まるから30枚撮りなのである。
30枚撮りなんて売ってないから自分で詰めるメリットがある。
バルクのデメリットには、初期投資が掛かる、面倒くさい、どうしても同じフィルムばかり使うことになる、フィルムに傷が付く危険が多い、カートリッジのフタが外れちゃったりというトラブルがあるだろう。
傷はいままで経験がないけれど、ボクにもプラスチックのカートリッジのフタがゆるんで外れかけた経験がある。
幸いにしてフィルムのエッジ部分がかぶっただけで済んだけど、撮影済みフィルム1本そっくりダメにする危険も充分考えられる。
バルク否定派の方はこれが最大の理由だろうと思うし、ボクがバルクを止めるとしたら、やはりコレで1回超痛い目を観たときだろうと想像する。
ボクが困るのは、バルクロールはあんまり売ってないって事かも知れない。
川崎のヨドバシカメラではネオパンの100、400、1600だけは常に在庫があるけれど他はあまり無い。
新宿まで行けば揃う感じ。
それにイルフォードのデルタなどは日本でバルクが売られてない。
売られてないならカートリッジの物を買えばいいのだが、非常に高い。
カートリッジ同士を比べれば諦められる価格差でも、一方だけはバルクでも売られていると価格差が大きく感じられてしまい、いつまで経っても値段でフィルムを選ぶという情けない状況が続いてしまうのだ。
バルクによって貧乏根性が増長されるというのもデメリットかも?
あと、DXコードが頼りでフィルム感度を手動で設定できないAEのコンパクトカメラで困るというのもデメリットというか弱点だ。
DXコードが無い場合にはISO100として認識するのが一般的のようなので、EI100以外で撮影するフィルムでは常に露出補正をかけておかなくてはならないのだが、手動の露出補正も出来ない機種ではお手上げである。
一応、パトローネに貼り付けるシールになったDXコードもあるようだし、銀紙かなにかで作るというハナシも昔聞いたが・・・。
いちばん手っ取り早いのは、カラーフィルムでもモノクロフィルムでも良いけど、DXコードのついた空きパトローネを、自分で普通のフィルムを使った時にとっておくか、近所のミニラボに行って貰ってくる方法。
中身がなんだか分かるようにシールでも貼っておけば最高だ。
バルクローダー
ボクのはLPLからディロールという商品名で売られている物。
さっきLPLのサイトを見たらAPのロゴが入ったヤツが載ってたけど、ボクのはペンギンのマークが付いてる。
現行品は定価8400円でパトローネ20個付きだって。量販店の価格が分からないけど、結構安いかな。
たぶん世界中でも3〜4種類くらいしかないんじゃなかろうか。
善し悪しあるんだろうけど、ボクは自分ので困ってない。
パトローネ
ボクが使ってるのはワンタッチキャップのプラスチック製。
店にはAPとかhamaとかいろいろ出てるけど、ボクのがどのヤツだったかは覚えてない。
覚えてないわりに、少しずつ買い足していって50個以上あるのが全部同じだから、ブランドが違っても出所は一緒なんじゃないかと思ったり。
DXコード(ISO400)付きのやつとかあるけど、丁度実効感度が400になるフィルムって思い当たらないので別に欲しいとも思わないなぁ。
さっきも書いたけど、このワンタッチキャップは外れてしまう不安があってちょっとおっかないと思いながら使ってる。
何回も繰り返して使うわけにはいかないけど、使用済み(普通の)フィルムの金属製パトローネの方が信頼性は高い様な気がする。
テープ
フィルムをパトローネの芯に固定するにはテープを使ってる。
普通、市販のカートリッジ入りフィルムはフィルムの端にパンチ穴があってそれが芯に止まっているのだ。
マネして加工すればテープなしでもイイのだが、面倒なのでテープ。
マスキングテープを使うとかビニールテープで良いのかとか悩むけど、ボクが使ってるテープは一応、フィルム用に売られている専用の物である。
どういうメリットがありデメリットがあるのかは不明。
最初から手頃な長さに切ってある利便性で継続使用中。
まぁ、たしかに剥がしても糊がフィルムに残らず綺麗であるし、ケチくさく再利用もできちゃう。
これがまた、ドクター中松なんとか研究所とかいうところから発売されている。もしかしてスゴイ発明品なのだろうか(笑)。
長尺フィルムを芯に固定するテープという、単価が安い上にそれほど需要があるとも思えないものが、ドクター中松の名を冠して製品化されている事が不思議である。
作ってる方もきっとアホらしいと思うので、いずれ無くなりそうな気がするのだが、ここ数年はヨドバシカメラの定番になっているようだ。
もしかして最初に作った在庫だけで数年もっているのだろうか・・・買いだめした方がいい?
外カートリッジ
って、何て呼ぶのか知らない。誰か教えて欲しいのだけれど、フィルムが入っている半透明とか黒とかのポリの円筒ケースが別途必要である。
メーカーによって半透明とかグレーとか茶色とか黒とかあるけど、高感度フィルムほど遮光性の高いケースになっている。
低感度フィルムでは中が確認できる半透明が便利だと個人的には思ってるけど。
それはともかく、一度に詰めるフィルムの本数分はこれが無いと困る。
街の写真屋さんに行くと余って余って困ってるからいくらでも手に入るが、ほとんどがフジのカラーフィルム用なので半透明。
黒で揃えようとか思ったら結構探さないとイケナイ。
ま、別にどうでもイイ物だけど、なにかの目印とかで使い分けようと思うと、欲しいときに欲しい色のが無くて妙に悔しい。
さらにどうでもいいけど、このケースって防水性が高いからマッチを入れておくと緊急時に役立つみたいなことを大昔にサバイバルの本で読んだ気がする。
ほか、カメラの底フタのネジとかの収納にも便利である。半透明だし。
最近では猫のウンコを動物病院に持ち込み検査するのに重宝したなぁ。
少量のウンコをポケットに入れて持ち運ぶのには最適である。半透明で中が見えるし。
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